明るいのと暖かいの、どちらがお好き…?

前回は光の歴史として、たいまつに始まり白熱球、蛍光灯ときてLEDの話をしていましたが(…ってそれよりむしろ、メインはテスラさんの話だったかもですが)、ついでなのでもうちょいその辺の発光物の話を見てみるとしましょう。

まず「LED電球はメリットしかない上位互換だ」などと書いていましたが、電球そのものが従来型の蛍光灯とかよりはちょっと高いというデメリットの他に、最大のネックとして、「今使ってる従来の蛍光灯が、LEDに交換できるのか分からん」ってのもあった気がしますね。

そして、下手すると電気工事が必要になるので、結構大掛かりな作業と費用がかかるため、これはかなり厄介です(環境保護促進の観点から、自治体や国から補助金がもらえることもあるみたいですが、基本は法人向けの助成のようですね)。

「LEDはいいぞ」的なことを偉そうに書いてた割に、僕も未だに蛍光灯を使っているので、この際簡単にチェックしておきましょう。
(といっても本当に知識ゼロなので、解説記事を眺めるだけになりますが。)


まず、「そもそも工事が必要なのか?」という点について、以下のエスコ(ESCO)の記事を参考にしてみると…

www.esco-co.jp
多くの方に関係のある(関心のある)のは家庭の電球だと思われますが、家庭にある天井に備え付けの例の丸型の蛍光灯、こちらは基本的に工事不要とのことです。

ナイス!

…と思いきや、よく読んでみると『一般的に、天井に配線器具(図3)が設置されており、ここに照明器具本体をカチッとはめるだけなので、こちらも自分で付け替えることができます』とある通り、工事は不要だけど、理想的には、今使っている照明器具にLEDランプをはめるのではなく、照明器具そのものを変えた方が良いといえそうです…。

もちろん、↓の記事にもある通り、従来の蛍光灯用照明器具対応のLEDランプを買えば、そのまま何も考えずに蛍光灯を交換するのと同じ感じで光を得ることはできそうですが…

dime.jp
更に色々な情報を紐解いてみると、蛍光灯を発光させるための器具には安定器というものが設置されており…

beamtec.co.jp
従来の器具を使い続けると、この安定器に通電がされ続けるため無駄な電力を使い続けることになるのみならず、本来従来の蛍光灯であれば安定器がおかしくなれば蛍光灯の明かりが不安定になり「おかしいな」と分かったはずの所が、LEDランプを接続している場合だとそれに気付けないので、劣化して異常状態のままの安定器を使い続けることになり、結果、ランプの故障、さらには最悪発火につながる恐れもあるとのことですね。
(まぁ正直、安定器の異常で火災になったとか聞いたこともありませんし、それは恐怖心を煽って工事を進めるためのセールストーク的なものの一環な気もちょっとしちゃいますが…。)

でもまぁ若干過剰な不安煽りとは思えるにせよ、安定器に通電がされ続けるというのは実際事実のようですし、そういうのを考慮した場合、ランプをつなげる器具から変えた方がいいとなると、何か面倒くせぇな、って気もしちゃうのが正直な所かもしれませんね。


一応、Amazonで検索すると、LED対応の天井照明器具、安いのだと2000円台からあるみたいです。

f:id:hit-us_con-cats:20210910062243p:plain

https://www.amazon.co.jp/天井照明/s?k=天井照明より

ちなみに、アメリカの家庭では、(まぁあらゆる家庭を見たわけではないどころかむしろ全然多くは見ていませんけど、いくつか見てきた限り、経験上は)日本でよく見る輪っかの蛍光灯より、圧倒的に電球型の照明(閃いた人にピコンと描かれるような、いかにもな形の電球とか、まぁ丸い部分がらせん状になってるのとかもありますけど、いわゆるlight bulb)を使うことが多い印象があります。

ちょうど、Amazonの画像真ん中の、スポットライトが点々と並んでるみたいな感じとかがよく見かけるタイプですし、最悪、天井ソケットの存在しない住居(部屋)すらままあるイメージが強いです。

もちろんAmazonの画像両端のような、でっかいカバーをかぶせた中身が実は丸型蛍光灯…というのを使っている家庭もあるかと思いますが、日本の家庭でよく見かける、輪っかが丸見えの照明は、アメリカでは一度たりとも見た記憶がありません。
(まぁ、それは昭和のイメージなだけで、日本でも今の住居のほとんどはそういうカバー付きなのかもしれませんけど…。)

実際僕が今住んでいるシェアハウスも、電球型オンリーですね。

そもそも一般的に、「欧米の人は、部屋を明るく照らすことを好まない」といわれており、経験的にもこれは確実にそうだと思います。

上述の通り天井に全体を照らす照明装置がそもそも実装されてないことも多いのを筆頭に、ベッドの脇・頭の方とかに置く小型ランプのみに頼ってるとか、部屋の隅に置くフロアライトみたいないわゆる間接照明的なものが置いてあるだけ程度のことも多く、しかも、その光もいわゆる電球色、オレンジ色のぼんやりした光が多い感じです。
(夜中、各家庭から漏れてくる光を見ても、強くそう思います。)

これは明らかに個人的な好みの差による違いかと思いますが、実際それよりもっと根源的な観点からよくいわれるのは、虹彩の薄い欧米の方々(青い瞳とかですね)は、白く明るい蛍光灯の光を眩しく感じるということがあり、まぁこれは正しいのかもしれませんね。

正直「ドラキュラかよ!」とも思えますが(笑)、欧米人がサングラスを愛用するのも、あれはカッコつけというわけではなく、実際太陽光(紫外線のみならずあらゆる可視光線)がそのまま網膜まで届いて痛い・ダメージを受けるので、目を保護するためにかけているものであって、アジア人の黒い瞳と比べて、あいつらは単純に光に弱いんですね。

でもまぁ黒い瞳の人でも「明るい部屋は落ち着かない…」という方もいらっしゃると思うので一概にそれだけとはいえないですが、人種差に起因する文化差として、欧米人の家が基本的に暗いというのは、確実に傾向としてあるように思います。

かくいう僕は、完全に、圧っっ倒的に明るい部屋を好むタイプです。

唐突に久々に自己紹介的なネタですが、蛍光灯で明るく照らされた部屋と、間接照明でぼんやりオレンジに照らされたムーディーな部屋のどちらが好きかと問われたら、10:0で前者になります。

何なんでしょうね、白は全ての色を含んでいるので白い光で照らされた部屋は全ての情報を余す所なく見られるため、情報が欠けている気がする暖色系間接照明は物足りなさを感じてウズウズしてしまうのか、落ち着く落ち着かないうんぬんより、何か生きてる心地に欠ける気がするとでもいいますか、とにかく両者を比較するなら明るい部屋の方が好きという話ですね。

しかし、これは婚活する上では、案外大きなポイントかもしれませんよ。
(え?してたの?…って声も聞こえてきそうですが(笑))

軽く検索しただけで、まさにちょうど検索結果トップと2番目に、両方の立場から投げかけられた相談がヒットしましたし…

realestate.yahoo.co.jp

detail.chiebukuro.yahoo.co.jp
その次に出てきていたガルちゃんでも、意見は完全に別れてるじゃあないっすか!
(やや暖色(薄暗い)好き派が優勢…?)

girlschannel.net

でもやっぱり、こればっかりは、地獄のミサワのオシャレイキリ大学生ネタ(↓)みたいなのでやってるならともかく、生活する上ではどう考えても明るい白色光の方が生活の質は高いような…という気がしてしまうのが、正直な意見かもしれないですねぇ。

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懐かしの、地獄のミサワより

ただ、そういえば僕も、子供の頃本を読んだりするときなんかに、よく親に「手元に光がないと暗くて目を悪くするだろうから、電気スタンド(デスクに置く小型のポータブル照明みたいなの)を使って読みなさいよ」などといわれてましたけど、どう考えても部屋の照明だけで本を読むにせよ何にせよ十分で、あれを使うと眩しすぎてより目が疲れるだけ・余計目を悪くするだけじゃん、狂ってるのか?!……とか子供心に思ってましたが、もし暖色派の方が、ちょうど僕が電気スタンドを使ったときに感じる鬱陶しさを部屋の蛍光灯に感じられているのであれば、まぁ「明るすぎる!気が狂いそう!!」という意見も分からんでもないかな、って気はしますね。

まぁあと真っ白なギラギラした光は何か生活臭を感じてイヤ、と思う方がいらっしゃるかもしれないのも理解できなくはない(自分は特にそうは思わないけど、そう思う方がいるのは分かる)ですけど、「食べ物が美味しく見えるのは暖色系」「ムードが良く、気分が落ち着くのはボンヤリと光る間接照明」などといった意見は、これはやっぱり考え方の相違というか、「僕はそうは思わないな」と感じてしまう点かもしれませんね(改めて、そう感じる方が多数派であろうことは、よく理解できますが)。

(あぁでも、子供の頃、視聴覚室の映画鑑賞とか、体育館でのイベントとか集会とかOHPを使った何かプレゼンみたいなのとかそんなので全体が真っ暗&一部だけぼんやり光ってる状況でみんなが集まってるの、子供心に、何かすげぇドキドキしてましたね(ってヤベェ小学生だな(笑))。
 その意味では、ムードというとちょっと違うかもしれませんが、薄暗い方が雰囲気が出るというのは、人間の本能的にも確かにその通りかもしれません。)


とはいえその辺は絶対譲れないポイントではなく、比べたらどちらかといえば明るい方が好きなだけで、間接照明しかムリという方と居を共にするのであれば、間接照明ハウスで暮らすのもやぶさかではない所存であります(懐の広さアピール)。

ちなみに、蛍光灯を初めて自分で買ったとき、明るければ明るいほどいいタイプの僕は、当然、一番明るい(色温度が高い)とされる「昼光色」を選んでみましたが…

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https://www.denkyuya.jp/magazine/297/より

正直、昼白色との違いはまるで分かりませんでした。
(というか、切れかけた蛍光灯を新品に換えたときの「こんなに明るかったのか!」というインパクトを超える違いはない、って感じですね。
 「新品の昼白色>>慣れてパワーが落ち着いてきたぐらいの昼光色」程度の差しかない、みたいな印象です。)

でも、この写真を見ると、意外と電球色の蛍光灯も悪くはなさそうな感じですね。


最後LEDに戻ると、家庭以外の、オフィス・マンション共用部・工場といった公的施設では、直管蛍光灯が使われていることが多いのはイメージ通りですが、この場合、(最初に貼ったエスコのリンクにもあった通り)LEDをつなげるための工事はほぼ必須となるようです。

こちらの記事でも、やはり、安定器について述べられています。

xn--ickxd4aye.com
上述の通り(エスコの記事でも詳しく述べられていましたが)、自治体&経産省からLED工事に関しては巨額の補助金が出るようなので、法人をお持ちの方とかは、今がLED切り替えのチャンスかもしれませんね。

実際、一度切り替えれば、環境に優しい(より現実的にいえば、電気代も安くなるし、ランプの交換期間もめちゃくちゃ長くなる)のはその通りだと思うので、将来のための投資としては素晴らしいといえるように思えます。


…と、何だか取り留めのない記事になりましたが、当初予定していたレーザーの話までたどり着かなかったので、今一度次回、続きとしてその辺の話をしてみようかと思います。

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