アメリカにバレンタインは……ありまぁす

毎度ありがたいことにコメントをいただいているアンさんから、アメリカにはバレンタインデーはあるのでしょうか?」といった感じのご質問をもらいました。


ちょうどいいタイミングですし(もう15日になっちゃってますが、時差の都合でアメリカはまだ14日なのでセーフということにしておいてください)、ズバリお答えしましょう。

 

アメリカに、バレンタインデーは……ありまぁす!

(…って、もうタイトルで答えていましたね(笑))

 

いやこの言い方だと「実際はないんじゃん」ってなっちゃう気もしますが(笑)、その辺の懐かしネタはともかく、いわゆるチョコなどを送る文化であるバレンタインデーは、普通にアメリカにも存在します。


とはいえ僕はただ家と大学を往復するだけの生命体ですし、周りにティーンのお子さんを持つ親しい人とかもほぼいないため、実情は詳しく知らないのが正直な所なんですけど(特に、小さな子供たちの社会や、家庭内の実際の様子とかは)、少なくとも、大学の研究室という年齢層がやや高い場所においてであっても、2月14日(や今年のように当日が日曜とかだったらそれより少し前)に、チョコレートが飛び交っているのはまま見かけます。


念のため少し調べたら、「アメリカでは、職場の同僚や上司にチョコレートをあげることはありません」と断言している記事もありましたが、これは正直ガセネタといえましょう。

普通に同じフロアの学生やスタッフが、仲の良い人・お世話になってる人にチョコを配り歩いているのは見かけますし実際受け取ったこともありますし、そもそも、今年も研究室のメンバーが全員用にチョコを買って共通スペースにドンと置いてくれていましたしね。

 

証拠はこちら↓

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おぉ~GODIVA

当然、まるで戦争のごとく奪い合うように消費されていき、もう大分中身は減っています。

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GODIVAは、アメリカでもまぁそれなりに高級品扱いではある感じなんでしょうかね?

ハート型の個別包装されたこのGODIVAチョコ、お値段、まさかの(Amazon価格)14.30ドル

(いやいちいち調べるなよ(笑) 。っていうか、421 g入りのチョコが約1500円なら、別に可もなく不可もなく、そんなもんでしょ(笑)。言う程「まさか要素」なんてないじゃん(笑))

 

ちなみに、GODIVAを悪く言ってるわけではないんですけど、僕のバカ舌では、こういう割と高級価格帯のチョコと、スーパーに売ってる板チョコとかとの違いが、マジで1ミリも分かりません

というか本当にGODIVAをバカにしているというわけではなく、逆に、明治ミルクチョコレートとかそういう大量生産品の時点で、もうそれ以上ない、食べ物として100点の美味しさじゃん、としか思えないんですよね。

よくある、透明のビニールとかにキャンディのように個別包装されて、大袋に大量に入ってるタイプのチョコとか、アポロとかチロルチョコとか(まぁチロルまでいくと流石に若干のチャチさはあるかもしれませんが)、ぶっちゃけああいうのでも99点ぐらいはあげられる、めちゃウマですもんね。

つまりそもそも、(カカオ99%みたいなネタ系ではなく)普通の甘いチョコレートで、市販ルートに乗ってるもので、不味いものを探す方が不可能な気がするわけです。

翻って鑑みるに、やっぱり、スーパーの棚にあるようなチョコの時点でもうそれ以上は何も必要ないぐらいの美味しさがあるのだから、GODIVAとかの高級チョコって、何というか、正直あんまり意味がない気がする…と感じるのが率直にして素直な個人的意見かもしれません。


「可哀想に…本物のチョコを食べたことがないんだな……。○○を食べてみてください、あなたのような人でも、自分がいかに質の悪いものを食べていたのか、瞬時に理解できると思いますよ」

…みたいなことをチョコ警察の方に言われる可能性もあるかもしれませんが、こちらからすると、

「いやいや、安物が満足できないんじゃなくて、どのチョコも100点の美味しさで、それ以上はないぐらい、っつってんじゃん(笑)。むしろ、「本物」ではないチョコですら美味しく楽しめる時点で、逆に僕の勝ちと言えるわけだが?(笑)」

と、まるでリスボックリみたいなことを抜かしたくなってしまう、ってなもんです。

 

もちろん、贈り物として、「格」みたいなものも時には必要、という話ならよく分かりますから、 そういう意味で一定の需要があるのは理解できるんですけどね。

でも、自分が自分のために買う場合でも、むしろ人からもらう場合であっても、僕だったらGODIVAに払う同じ金額で明治の板チョコとかを爆買いして大量に楽しむ方が満足度は高いかなという気がする、という、そういうしょうもないお話でした。

(なお、以前書いた通り、僕は基本的に決まりきった同じものしか買わない&食べないので、自分で自分のためにお菓子を買ったことがありません。
 しかし、無料で置いてあるものは喜んで、ここぞとばかりにかっさらって食べまくるという、カスのような人間がこの僕です(笑)。
 なので、上の写真の減ってるチョコも、恐らく半分以上が僕の仕業といえましょう。戦場でいち早く戦果を手中に収めるこのどう猛さ……まっこと、頼りになる男といえますね(どこがだよ(笑))。)


バレンタインに話を戻しますと、まぁでもこれを研究室のメンバー用に置いてくれたのはアメリカ人ではなくアジア系の人(日本人ではないですが)ですし、純アメリカ人であれば、バレンタインデーの捉え方はもしかしたらまたちょっと違う話なのかもしれないですね。


ちなみに、「アメリカのバレンタインでは、チョコに限らず、むしろ花とか、ギフトなどを贈るのが普通」という解説記事も散見されましたが、まぁ家族間とかではそうかもしれないんですけど、職場とかの話ですと、普通にやっぱりチョコが一番一般的に感じますね、少なくとも自分の経験上は…。

(もちろん、キャンディーとか禍々しい色のグミとか、チョコ以外のお菓子が振る舞われているシーンも見かけはしますが、職場とかの浅い間柄ではやはり、少なくとも花などのギフトより、消耗系で後腐れないそういうお菓子類が最適・最頻といえましょう)


また、「女性が、好きな男性に愛の告白をする日」ではない、というのは、観測範囲では正しいかな、という気がしますが、やっぱり「愛情・親愛」といった気持ちと密接に結びついたイベントですし、特定の1人にだけ特別なギフトを贈っていたら、明らかに「ん?」となるでしょうから、そういう例がゼロとは言い切れないでしょう、って気がします。

(ただ、日本スタイルである「贈り主は、基本的に女性」というのは、間違いなくないように思いますね。
 でも逆に、「アメリカでは、贈り主は基本的に男性」というのもまた、(そういう記述もいくつかのサイトで散見されましたが)それもそうとは限らないと思う、という気がします。
 女性の方がイベントごとに熱心な人の割合が多い、というのもありますし、少なくとも自分の周りでは、普段親しくしている周りの人にチョコを配り歩いていた女性は、こ実際にれまで結構な数いました。)


あぁあと、(アメリカには)ホワイトデーは一切ない、というのも本当ですね。

あれは、日本のお菓子メーカーによる、取って付けたような商業イベントといえましょう。
(こういうのを陰謀と捉える向きもありますが、何であれ、経済が動くことはいいことです。)

 

そんな感じで、少なくとも自分のいる大学という場では、アメリカのバレンタインデーは、日本の会社なんかでよくある状況と、そこまでの大違いはない、っていう感じですかね。

(唯一、明白にして確実な違いは、男性がチョコを用意することもある、って点だけですね。実際、上で貼った写真のGODIVAチョコは、男性からのものです。)

誰しもが知るメジャーなイベントであることもそうだし、チョコが飛び交うのもまんま同じです。

バレンタイン伯爵(いやそれサンドウィッチ伯爵(笑)。バレンタインは、キリスト教の司祭のようです)に感謝ですね…!

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