青い花の同人誌『That Type of Girl』日本語訳その2:導入~エス文化

2セクションのみでも地味にめちゃくちゃ長かったので、無駄口を叩くことなく早速本編に参りましょう。 序文も終わり、とうとう本格的なアメリカ人による『青い花』考察の幕開けです! 英語版『青い花』1巻表紙、https://www.amazon.com/dp/1421592983/より #…

青い花の同人誌『That Type of Girl』日本語訳その1:序文

志村貴子さんの傑作漫画『青い花』の骨太同人誌『That Type of Girl』の本編に早速参りたいところですが、イントロ的な内容の前回の記事に対し、なんとまさか、著者であるFrank Heckerさんからの反応をいただけました。 (まぁ、自分でFrankさんご本人にリプ…

青い花の同人誌『That Type of Girl』を読んでみよう!

田島列島さんの作品紹介から派生して、唐突に不倫ネタを語っていた所から、不倫遺伝子という面白そうなネタに脱線しつつ、そこから更に話が逸れて最先端の生命科学技術CRISPR(クリスパー)なるものを浅く紹介しており、ちょうどまだまだその話の続きだった…

CRISPRのサワリを解説その3 ~1兆分の1の…編~

前回は、Cas9(タンパク質)とCRISPR RNAはお互いにくっつくのです、なんてことに触れていました。 「くっつくって言っても、どうやって?意思のある物体でもあるまいし、どんな力が働いてこいつらはくっつくの?」という想定質問に対し、「普通に、細胞の中…

CRISPRのサワリを解説その2~RNAとくっつくんだよ編~

早速続きに参りましょう。 前回は、CRISPR-Cas9(クリスパー・キャスナイン)という最先端技術の主要登場人物の1つ、Cas9というタンパク質についてちょろっと見ていました。 こいつは何かというと、詰まる所、「DNAを切断する能力をもった生体分子マシーン」…

最先端の凄い技術・CRISPRのサワリを解説~Cas9編~

前回の記事では、遺伝子治療の最先端技術の一つであるCRISPR-Cas9(クリスパー・キャスナイン)という話題のテクの、名前だけ触れていました。 せっかくなので、今回はその生命科学の革命級の技法・CRISPRについて、ちょろっとだけサワリの一端を垣間見てみ…

最新の遺伝子治療なら、筋肉だって増やせる!

そもそも遺伝子を変えるにはどうすればいいか?という疑問を投げかけたまま前回は中途半端な所で終わっていましたが、その辺をもうちょっとだけ深追いしてみましょう。 まず、生体外で、専門用語だとin vitro(イン・ビトロ:「試験管内」ともいわれますが、…

遺伝子治療について、ごくごく簡単に分かりやすく…

ここ何回かでまた唐突に、不倫遺伝子にはじまりDNA親子鑑定やら色々生命科学系ネタに触れていましたが、その辺の、「仮に不倫遺伝子もちだと診断できたとして、だから何なの?遺伝子は変えられるわけ?」みたいな点に最後、難しい話はなるべく抜きに分かりや…

おっ、男性用の不貞遺伝子検査キットも!そしてDNA検査といえばやはり……

前回ラストに触れていた女性用不貞遺伝子検査キットですが、せっかくだしもうちょい詳しく見ておこうと思って、記事アップ後に改めてちょっくら垣間見ていたのですが…… まず、検査方法は、 ・綿棒で口の中の粘膜を軽く掻き取る →DNA付きの綿棒を、付属の返信…

何てこった!女性にも不倫遺伝子があっただなんて…!

前回は、AVPR1Aとかいう不倫遺伝子(前回の論文では「嫌婚遺伝子」の方が適切でしたが)の中に特別なタイプ(334という名前の遺伝子配列)が含まれていると、男性が特定のパートナーとつがいになることを嫌うようである、という研究を紹介していました。 特…

不倫遺伝子の原因を探ろう!

何かもう最近はこんなネタばっかりですが、前回の記事でパーソナルスペースうんぬんのコメントに触れていた時に、ふと「その辺しっかり調べた論文とかないのかな」と気になりまして、ちょっと調べてみたのです。 …ぶっちゃけあんまり面白いネタはなかったん…

そういえば触るのも触られるのも気にならないなぁ

まず前回触れていた「浮気遺伝子」の論文についてですが、ブログ記事の初稿では「浮気遺伝子が短い方ですら浮気相手の人数平均1.14人って、多すぎワロタ」とか書いてたんですけど、こちらよく見たら「浮気経験がある」と答えた中での、パートナー以外との浮…

またまたコメント続き~浮気遺伝子?など

コメントの続きに参りましょう。 今回も、アンさんからいただいていた大変心のこもったメッセージよりです。 もらったご意見ご質問に返信するのが何気に一番楽しいぐらいまである、ブログ・SNSの醍醐味に思えますから、毎回本当にご丁寧な文章をいただけて、…

ご質問への補足回答続き…(もう少し突っ込んで…)

いただいたコメント続きに参りましょう。 今回は、主に、前々回の記事(最初の質問回答記事)にいただいていた部分ですね(あぁでも、前回の記事でいただいたコメントも、既に一部含まれる感じです)。 毎度、極めてご丁寧なメッセージをいただけまして、ア…

何が「不倫しかけた」だ、ガッツリ不倫じゃねーか!(怒)

前回は前々々回の記事(不倫について個人的雑感のサワリ記事)にいただいていたコメントに触れていましたが、今回は前々回の記事(自分の経験の話)に関していただいていたコメントに触れて参りましょう。(前前前世かよ、ってぐらいにややこしい(笑)……とい…

一連の不倫ネタ、いただいたご質問にお答えしていきましょう

漫画紹介ネタという、毒にも薬にもならないネタから一転して、いきなり結構ヘヴィーな話になってしまいましたが、やはり色々突っ込み所が満載だったこともあり、毎度大変丁寧で温かいコメントをいただいているアンさんから、いくつかご質問をいただいていま…

ドラマチックな告白、続き

前回もちょっと急いで書いてほとんど推敲する時間がなかったので、初稿は結構読みづらい感じだったかもしれず、後から細かい所をちょこまか直した部分もあったものの、まぁそんなに変えてるわけでもないのでアップ後すぐに読まれた方も別に問題ないですし、…

不倫について、どう思う?されたら許せる?自分自身は…?

前回の記事では田島列島さんを取り上げていましたが、僕は田島さんの作品があまりにも好きすぎるので「よっしゃ、気合い入れて書いたろ」とか思っていたのに、ちょっと時間が足りなかったこともあり、どうも書きたかったことまでしっかり触れられなかったと…

やっぱりボーイミーツガールが大好きなんだ!

前回、三簾真也さんの「コドモの神様」他をオススメさせてもらったわけですが、結局僕は、何だかんだ偉そうに「知性を感じる作品が~」とか「説得力やリアルさが必要なんすよ漫画には…」とかほざいておいてあれですけど、普通にボーイ・ミーツ・ガール的な、…

子供のときにだけ、あなたに訪れる…

(上記画像内のイラストは、コミックナタリーの特集記事より拝借させていただきました) ここ何度かの記事でウェブ漫画の素晴らしい作品をいくつか紹介させていただきましたが、今回はウェブ漫画…という括りでは決してないんですけど、インターネッツで出会…

女と、男と、第3の性があったらどうする…?

前回・前々回と、ウェブ上で漫画を公開されている模造クリスタルさん・詩野うらさんを取り上げ、さらにその前は、(特に最近)ジェンダーに関する問題提起的な内容を分かりやすく面白い形で漫画にしてくださっている瀧波ユカリさんを取り上げましたが、今回…

おまえーっ!ゆるさーん!

今回は、前回のチラシのウラ漫画(詩野うらさん)から話を広げて、同じくウェブ掲載の作品が非常に面白かったため話題を呼び大人気となった作品・『金魚王国の崩壊』他でおなじみ、模造クリスタルさんを取り上げさせていただきましょう。 まず作者の模造クリ…

チラシの裏に、∞の世界が広がる…!

ここ何度か紹介していた作品は…というか基本的に僕が好きな作品はほとんどの場合、そこはかとなく知性が感じられるもの・想像力が掻き立てられるものが多いようにも思えるのですが……って、いやそれもちょっと違うかな、そもそも漫画に限らず1つの作品として…

強い女性が活躍する話はいいね!

前回、岩明均さんの『レイリ』を話に出して、「強い女性が活躍する物語、めっちゃ爽快感があっていいんすよね」とか誰にも聞かれてないことを一人でペラペラ語ってましたが、今回はそこから話を広げさせていただくといたしましょう。 …ま、前回の記事でも、 …

苦手なタイプでも、素晴らしいものは素晴らしい…岩明さんの歴史もの!

前回は相田裕さんの作品について懇々と語らせていただきましたが、学園もの→『1518!』→『勇気あるものより散れ』→時代物・歴史物…という流れで、今回は歴史物の素晴らしい大傑作について触れてみるとしましょう。 既に何度も書いていてしつこいですけど、僕…

相田さんが与えてくれたのは、小さな漫画と温かい幸せ

こないだの記事で木尾士目さんの素晴らしい作品群に触れながら「次はどの作品にしよっかなぁ~」などと考えていたんですけど、学園ものの素晴らしい傑作から連想して1つ、心の底から素晴らしい・こんなに真っ直ぐで応援したくなる学園生活もなかなかありませ…

心からのお礼&モデルチェンジ

本当にネタというか話題があっちゃこっちゃ入り組んでしまっていますが、今回は、前々回の木尾士目さんについて語っていた記事から話を広げてみるといたしましょう。 まずその前に、木尾士目さんの公式ツイッターアカウントで、こないだの記事に触れた僕自身…

永久にみんなの心に残り続ける、こどものおもちゃ

話が行ったり来たりですが、今回はこないだ「赤ちゃんと僕」の話に触れていたことから関連して、これまた懐かしめの作品(少女漫画)を取り上げてみるといたしましょう。 先述の通り、僕は子供の頃、姉が毎月買って読み終えた後にその辺に転がってた「りぼん…

オタクじゃないんだ、「深い」だけなんだ…!

前回の記事でBLがどうちゃらという浅い話を書いていたのですが、そこで「女性作家さんはBLも嗜まれる方が多い気がする」的な、かなり適当なことをぶっこいてたんですけど、実は「女性、みんなBL好き…?」という意識を漠然と持っているのには理由があったので…

こんな馴れ初めに憧れるぜ…!

今回は、こないだ吉田秋生さんの『BANANA FISH』について触れていたときに、「女性作家で本当に凄まじい才能があると思える方って、BLを扱われることも多い気がするなぁ」ということを思っていた所から、ネタを広げてみましょう。 もちろん吉田さんは決してB…