紹介済みのコメントは一通り終えていたので、また引き続き他のコメントの方をチェックして参りましょう。
以前の記事に対していただいていたコメントも溜まっていますが、やはり新しい方から見ていく方が流れ的にも良さそうですね(まぁ、そもそもの始まりの電話ネタとか、もうどこに戻ればいいのかもハッキリしないぐらい遠い昔のことになってしまっていますけど(笑)、順番に、いずれ見ていこうと思っています)。
まずは最新の、前回の記事にいただいていたコメントにもちょろっとご質問があったので、そちらから見ていこうと思います。
(例によってコメントはアンさんよりいただいたものです。いつも本当に、感謝の限りにございます…!)
なるほど、わかりました!
「全員の教科書を持ってきてください」ならtextbooksなのに、「全員の教科書」だとtextbookなのは、ただ単に、図書室の本のようなみんなで使う1冊っていう意味での、あり得ない“全員で共有する1冊の教科書”と解釈したわけですね、このLINE英語通訳は!
謎が解けました笑
⇒あぁ、あの例示いただいた英文は、LINE英訳による機械訳だった感じでしたか。
まぁ機械翻訳だとその辺文脈なしで上手く区別するのはやっぱり難しいでしょうねぇ……と思えたものの、しかしよく考えたら、文脈が与えられない場合、「全員の教科書」というと、若干「全員分」(=当然複数)というイメージもあるものの、「みんなの教科書」と考えたら、これはむしろ「みんなが使ってる、この(一冊の)教科書のことね」という場面も普通に考えられますから、その場合は単数形でも全く問題ないと思えるため、何だかんだLINE訳は結構頑張って割といい表現を出してくれている…とも言えるのかもしれませんね(笑)。
続いてはpeople/personsの話についてです。
two personsは全くの間違いかと思ったら(私は普通に使っていましたが笑)、そういうわけでもなさそうですね。
紺助さん的には、違いがわかりやすいということでしたが、私が最初に読んだイメージでは、響きがいいとか、しっくりくるとか、結局それか…って感じでしたね笑
…………「Persons」は、その人数が分かっている可能性を示唆している;さらに、その人たちが、開示されていないか確定はしていない、特定の個々の身元が知られている可能性も示唆しているんだ。
しかし、「People」は曖昧で一般的なものだね。
…………
↑これはちょっと難しいですねぇ。人数はわかっていて、誰かはわかっていないけど、身元がわかっている??どういう状況かイメージできません。日本語力の問題ですか?笑
宿泊予約をする際には「two persons in single rooms(シングルルームに2名)」ということですが、その2人が顔見知りならpeopleで、他人なら personsというニュアンスのことも書かれてましたね。
普通に考えたら、一緒に宿泊するなら顔見知りだと思えますが、まぁそういうことじゃないんですよね、恐らく。
ということで、…………
文法的な見地からはどちらも正しいけれど、私なら常に1つ目の方―「two people」を使うだろうね。「Two persons」は、まるで警察官のノートからそのまま抜き出してきたような言い回しだよ!
…………
個人的には、何もイメージはできませんが、この意見を採用したいと思います笑
⇒引用されていたQuoraの回答ですが、最近(冬時間が始まったこともあり)ちょっと自分の書いた記事をじっくり見直しする時間もなく、割と誤字なんかも多くなってしまっているのですが、それのみならず文章がイマイチおかしいというか読み辛いことも増えてきてしまっており恐縮です。
↑の部分も、訳が何とも分かり辛い感じでしたね。
もうちょい分かりやすく書くなら、
「さらに、その人たちは、開示されていないか確定まではしていないものの、個々の身元がある程度割られている可能性があることまで示唆しているんだ」
…という方が多少分かりやすい感じでしょうか。
(結局、「確実ではないし一般人がアクセスできるレベルではないかもしれないけれど、警察はもうほぼ特定しているということがうっすらとほのめかされている」って雰囲気かと思います。
あくまでこの回答者の方のイメージにすぎない可能性もありますが…)
前回の記事も、シレッと直しておきました。
その次の宿泊については、これは、ホテル側が「How many persons…」と聞いてくることがよくあるから、我々もついつられて「2 persons…」と答えてしまうことが多いよね、という話かと思います。
顔見知りうんぬんに関しては、先ほど訳を訂正していた引用部と同じく、個人的に一番丁寧に回答してくれていてベストアンサーに思えた(しかし、評価は他の回答より低かったあたり、Quoraでも長文は好まれないのかもしれませんね(笑))Harryさんの回答にあったものですね。
こちらは「We identified two persons at the scene.」という警察の報告書みたいな文を念頭に、「この文でpeopleを使うと、物凄くその2名が連れ合いであったイメージが浮かぶけれど、personsにはそういうイメージの惹起は全くない」という話で、これはホテルの文脈では特にそういうわけでもない(…と言っても、「↑以外の文脈では全く成り立たない」というわけではないかもしれませんが、アンさんのおっしゃる通り、少なくともホテルで他人同士はあり得ないですしね)ように思います。
結局、「響きがよい」「しっくり」というのも、personsはお堅い感じがしすぎるから……ってのがその理由だと思われますので、そんなポリスメンみたいな威厳を醸し出したいわけではないならば、やはりtwo peopleを用いた方がいい、ってのが結論かもしれませんね…!
では引き続いて、前々回の記事にいただいていたコメントを見ていきましょう。
あーちゃんのguysは、「あぁ、それそれ!」っていう感じで正解だったんですね!笑
多少まろやかな感じの「you guys」は、「あなたたち」みたいな意味で使うんですよね?
「you」でも「guys」でもいい場面で(文法的に)、敢えて使うような感じですかね?
しかし、オタクさんのダンスはめっちゃ面白かったですね〜!ヤバいニオイがプンプンしてました笑
⇒僕自身完全に見逃していたあーちゃんの台詞を思い出させていただけて、本当にありがたい限りでした(笑)。
「you guys」は、まぁ「guys」よりはまろやかなのかも…とか書いていたものの、別にそこまで特記するほどまろ~んとはしてないかもしれませんが(笑)、かなりカジュアルでフレンドリーな呼びかけというイメージは間違いなくあるといえそうですね。
(そこまでカジュアルではないものの)「あんたら」とか「チミたち」とかの方が近い(まぁ本当に一般的な呼びかけ方なので、後者ほどふざけてはないですけど(笑))かもしれません。
その意味で、目上の人にはあまり使われないような……と一瞬思えましたけど、例のハッピーアワーとかで、もう部屋には年配の教授とかスタッフとかしかいない場面でも、学生の若い女の子が「See you gu~~ys」なんて言って去っていくことも普通にあった気がするので、別に目上の人とか偉い教授に向かってでも普通に若者は使いがちだといえるぐらい、本当に自然で身近な表現だといえそうですね(まぁそれは、その子がフランクなタイプだったというか、あんまり上下関係を意識しないアメリカ特有のものもあるのかもしれませんが)。
結局、呼びかけなんてその場のノリでちょっと普通ではない言い方をしたくなることもあるでしょうし(例えば日本語でも、ちょっと仰々しく行きたいときには「お集まりの諸君、報告があります!」みたいなのとか、まさにこないだのオタクさんダンス動画のラストじゃないですけど感情を込めたい場合に「オメェなぁ~(笑)」とか「お前さんねぇ…」とか)……ってまぁ僕はどれも使ったことないですけど(笑)、あくまで何となくの、これまた例えば「OK」を「Okey dokey」みたいな、別にそんな深い意味は全くないけれど、ちょっとyouだけより洒落込んでみた…程度のものかな、って思います。
続いては前回の最後に書いていた、脱線ネタについてのご質問ですね。
あと、
congratulationsは、「おめでとう」っていう意味であることはもちろん知っていましたが(-sでないといけないっていうのは意識してませんでしたけど)、これって名詞の複数形で「おめでとう」なんですね。
thanksや、マルコメジョンの口癖のapologiesと同じような感じですか?
happyは形容詞だから違うのかな…?
thanks forで、apologies forで、congratulations on…?
こういうのはやっぱり、もう覚えるしかないですよね。
前置詞、ほんと難しいです。
⇒あぁ確かに、よく考えてみたら「Congratulations!」って(もちろん「on ○○」がつながっても)、主語どころか動詞すらもない、文法的にはかなり謎な非文だったんですね。
とはいえまさにthanksと同じなので、そう考えればそんなおかしいというか特別なものでもないですけど、その次のマルコメジョンの口癖、これちょっと補足が必要なポイントでした…!
特に明記しなかった気がするのでかなりややこしかったかもしれませんが、ジョンの口癖は、実はapologiesではないんですね。
彼が口にしまくっているのは「I apologize.」で、これは「アイ・アポロジャイズ」と、謝罪の名詞「apology」の複数形ではなく、動詞「謝罪する」の「apologize」だった形です。
なので、一連の「Congratulations!」や「Thanks.」とは全く異なり、こちらは文法的にきちっとした完全文ということになりますね。
とはいえ、ジョンの口癖ではないだけで、名詞「apology」自体も複数形で使われることは実際ありますが、この場合は「My apologies」という形で使われるように思います。
個人的には、ジョンが一日百回ぐらい言ってるので「I apologize」の方が圧倒的によく耳にする気はするものの(笑)、後者もイディオム的な感じで、なくはないかなと思えます。
…が、違いがよく分からなかったのでまたインターネッツ先生に聞いてみた所、またまたQuoraの方にドンピシャな質問が投げられていました(↓)。
例によってQuoraには関係ない情報も多いものの……と思ったら、今さらですが、質問文のすぐ下にある選択ボックスで、「All related(関連項目)」と「Answers(回答のみ)」を選べたんですね!
しかも、右側にはソートとして、「Recommend(オススメ順)」と「Upvotes(いいねスコア順)」と「Recent(投稿順)」も選べた形だったとは…!
デフォルトが「関連項目も表示」かつ「オススメ順」なので、「Quoraはしょうもねぇ情報も多くて見辛いなぁ」と思っていたんですが、普通に自分で設定すれば良かっただけだったんですねぇ~。
…とはいえ、Answersの方をチェックしてみたら今回の質問には何気に16個も解答がついていて、これを全部見ていくのはちょっと多すぎるので、例によってデフォルト表示で上から目についたのをいくつかピックアップして紹介するといたしましょう。
(今までも、追えていなかっただけで、もっと回答はついてたのかもしれませんね。)
「I apologize」と「My apologies」の違いは何?
Eloise Abraham(マイティー・トラベルズ・プレミアムで最大90%節約する方法をご覧になって。):回答スコア8点
「I apologize」と「My apologies」の違いは、前者が後悔の表明であるのに対して、後者は感謝の表明であることだね。
Stephen Wilson(フリーランスの編集者・ライター):回答スコア1点
「I apologise」は、「I'm sorry」のかなりストレートな言い方…というよりむしろフォーマルな言い方だね。
「My apologies」は「Please accept my apologies(私の謝意をお受け取りください)」の省略された言い方で、さらにフォーマルな言い方だ。
なので、日常的に使う場合は、I'm sorryと言い、その後、状況に応じて、2つの例文をフォーマルな順に使えばいいね。
ご参考になったことを願おう。
Judy Hochberg(著者、『¿Por qué? スペイン語に関する101の質問』):回答スコア3点
私には、「My apologies」よりも「I apologize」の方がよりフォーマルな響きに聞こえるよ。
Nick Caramello:回答スコア9点以下の回答にあったように、これらは同じ意味かもしれないけれど、必ずしもそうとも限らない気がしちゃうな。
「I apologize」は曖昧さのない、文字通りの文だね。これは、その人が(あなたに対して)何かしたことを謝罪している、という意味だ。
「My apologies」は慣用的な表現(あなたが申し訳ないと思っていることを伝える)または文字通りの文(あなたが複数の謝罪を行っていることを伝える)であり、したがって、より解釈の幅は広いといえるね。例えば「my apologies that we missed your party(パーティーに参加できなくてアポロジーズ)」のように主語がない場合、心からのお詫びを表現していることを避けるために使われている可能性もあるよ。
誠意がある順に並べると、個人的にはこうなると思う。
「I am sorry that I (offended you)」
(私が(あなたの気を悪くさせてしまい)、申し訳ありませんでした)「I apologize that I (offended you)」
(私が(あなたの気を悪くさせてしまったこと)を謝罪します)
「My apologies that I (offended you)」
(私が(あなたの気を悪くさせてしまったこと)をお詫びします)
「I apologize」As a response.(返事として使う場合)
「My apologies」As a response.(返事として使う場合)
「I am sorry that you (were offended)」
(あなたが(気分を害されたようなので、それは)申し訳ありません)
最後のケースを除き、誠意は口調や状況によっても伝えられるところだね。Denise Flora:「I apologize.」は私的なものであり、謝罪をするのに最適な方法だ。誠意を加えることは常に一番良く受け取られ、また感じられるものだよね。「My apologies.」はフォーマルではなく、間違って受け取られる可能性もあるよ。この言葉は、皮肉っぽく使う人もいるからね。Gopalkrishna Vishwanath(英語を教えるための正式な資格はない。ただ、60年間英語を使った経験があるだけ):回答スコア6点どちらも同じ意味だね。
「I apologize」は文法的に正しく、かつ短い文だ。
「My apologies」は、「You have my apologies(私の謝意をお取りください)」や「I tender my apologies(私の謝意を差し出します)」や「My apologies are due to you(私の謝罪はあなたに対してのものです)」などの完全な文の短縮形だね。
後者は文法的には完全な文ではないけれど、どちらもよく使われ、受け入れられているよ。
GVより
Barney Douglas(プロの商業写真家(1984年~現在)):
「I apologize」はアメリカ英語のスペルを使用しているね。「I apologise」は(本来の)イギリス英語のスペルだね。
「My apologies」はどちらの英語でも正しいよ。
…ということで、英米のスペルの差を指摘してくれた方がいた所でこの辺までといたしましょう。
「My apologies」がフォーマルなのかそうでないのかなど、割と情報は錯綜していましたが、自分の経験と全体的な意見を鑑みるに、個人的には「I apologize.」の方がよりいいんじゃないかな、って思えますね。
(まぁ、「I'm sorry.」が一番ノーマルで万能な気もしますが、いっつもソーリーばっかりだと一本調子になる気もしますしね。
……と言いつつ、僕は少なくとも口頭でそんな言いにくいapologizeなんて使ったことない気がしますけど(笑))
一番最初、すなわち一番Quoraにオススメされていたエロイーズさんの回答、「My apologiesは、感謝 (gratitude) の 表現」って、それマジ?…と思えたものの、それ以後の回答を総合すると、これも普通に単なる謝罪の表現な気がしますから、あんまりそんなことなくない?とも思えましたけど(笑)、まぁそう感じる人も中にはいるようだ、というのは、知っておいてもいい点かもしれませんね。
…と、案外長くなったので、今回はこの辺にして、続きはまた次回とさせていただきましょう。
メインはapologyネタだったため、謝っているイラストをアイキャッチ画像にしようと思いましたが、別に実際に謝罪しているわけでもないので(笑)、マイルドな感じの猫のお辞儀のいらすとをお借りしました。
この程度のお辞儀ならお礼とも取れますし、この猫ちゃんに台詞があるならば、「My apologies」という言葉が打ってつけなのかもしれませんね(エロイーズさんの説明が正しいものならば)。